The Journey Log of a Jeweler

ひとりのジュエラーによる世界ジュエリー紀行” みて つくって 恋をして "

【2023年末のご挨拶】人生の恥は掻き捨て【アール・デコ壁紙プレゼントあります】

こんにちは、綾野です。

今回は年末ムードのなかで近頃考えていることを綴ってみたいと思います。久しぶりの近況報告に落ち着かない気持ちですが、最後までお付き合いいただけますと大変嬉しいです。

 

恥の多い生涯を送って来ました。」とは太宰治人間失格』の超有名な一節ですが、何かしら失態をやらかすとこのフレーズが心にふっとわきあがり思わず「私もですよ、太宰さん、、、」と応えてしまう私がおります。

今年はローカルでのソーシャル(人付き合い)が格段に増えた一年でした。新しい人々との交流は興味がかきたてられるものでありつつも、日本語訛りの酷い英語と幼稚園児にすら及ばないレベルのオランダ語と大袈裟な身振り手振りで、どうにか意思疎通を図る姿はもはや道化(ピエロ)だなぁと思いますし、こちらのお作法を知らないがために気付かぬうちに地雷を踏みまくっているのではという心配が尽きません(杞憂であってほしい)。気の利いた返しができず帰り道で後悔、日本でのコミュ力を100としたら今は体感レベル40程度と歯痒い思いをする日々です。

正直、語学も移住ももっと簡単なものだと思っていました。が、その甘い認識で足を踏み入れたことにめちゃくちゃ手こずり、こうなりたい、あれがやりたいと騒いだ割には大して何もできてないなぁと考えが頭を掠めます。有限不実行、嗚呼、恥ずかしい…。

一方で、そんな恥だらけの日々でも、私は私を誇らしくも思うのです。滑稽になってしまうのは、挑戦しているからだということ。条件とか実力とか見栄えなんかをごちゃごちゃ考えすぎずに、自分がやりたいと思ったことをきちんとやらせてあげてきたこと。できないなりにも懸命に誠実に応えてきたこと。

英語を話せるようになりたいと本気で思ったのは20代後半でした。当時は英語話者とみればそそくさと逃げていましたが、10年かけて人様を招いてパーティするくらいにはなった。大したもんじゃないか、と自分だけは自分に言ってあげようと思います。

失敗し居た堪れなくなった際に私は「旅の恥は掻き捨て」という諺をもじって『人生の恥は掻き捨て』と唱えるようにしています。人生はそこそこ長い一人旅ととらえれば全てが瑣末なこと。失敗や人目は気にしすぎず(傍若無人にならない程度に)自分の心が欲することをすればいいのではないでしょうか。

 

ということで同じく慣れない環境で日々懸命に生きている皆様へのエールの想いを込めつつ、今年の納めとさせていただければと思います。こちらのブログ、更新頻度は亀以下ですが、ノロノロと続けていく所存ですので引き続き何卒よろしくお願いいたします。

最後にクリスマスプレゼントとしてアール・デコ壁紙データをプレゼントいたします。今年は手がまわらずにグッズを作るところまで辿り着かなかったのですが…代わりにデータをここまで読んでくださった皆さまにお贈りいたしますね❤️

※画像保存してお使いください!

世界に平和が、皆様に幸せを感じる瞬間がたくさん訪れますように。良いお年をお迎えください。元気があればなんでもできるー!だー!